SARS-CoV-2ミュー株(B.1.621系統)はワクチン接種者が保有する中和抗体に対してきわめて高い抵抗性を示す

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 白川康太郎 医学研究科助教、高折晃史 同教授、佐藤佳 東京大学准教授らの研究グループ(研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan(G2P-Japan))は、新型コロナウイルスの「注目すべき変異株」のひとつである「ミュー株(B.1.621系統)」が、新型コロナウイルスに感染した人、および、ワクチンを接種した人の血清に含まれる中和抗体に対して、きわめて高い抵抗性を示すことを明らかにしました。

 本研究成果は、2021年11月4日に、国際学術誌「New England Journal of Medicine」のオンライン版に公開されました。

本研究の概要
図:本研究に関するグラフ
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【DOI】https://doi.org/10.1056/NEJMc2114706

Keiya Uriu, Izumi Kimura, Kotaro Shirakawa, Akifumi Takaori‑Kondo, Taka‑aki Nakada, Atsushi Kaneda, So Nakagawa, Kei Sato (2021). Neutralization of the SARS-CoV-2 Mu Variant by Convalescent and Vaccine Serum. New England Journal of Medicine, 385(25), 2397-2399.