ターゲット
公開日
広井良典 こころの未来研究センター教授は、日立京大ラボ(日立未来課題探索共同研究部門)と共同で、カーボンニュートラルによる持続可能な地域社会の実現をめざして、地域経済や二酸化炭素排出量などの複数の指標を予測・評価できるシミュレータ(シミュレーションを行うための計算ツール)を開発しました。
本研究グループは、AIを活用した未来シミュレーションにおいて、都市集中型よりも地方分散型の社会が日本の持続可能性にとって望ましいとの結果が示されたことを踏まえ、地域での再生可能エネルギー自給や地産地消による経済循環とコミュニティの活性化を目指す、自律分散的地域社会の研究を進めてきました。これまでは特定地域(宮崎県高原町)を対象としたシミュレータを開発してきましたが、今回のシミュレータでは日本全国の様々な地域での活用を容易にするべく、二酸化炭素排出量の指標への対応や、地域の実情に合わせた地産地消モデルや新電力会社モデルなどの選択を可能にしています。
本研究成果は、2021年6月7日に発表されました。
関連リンク
研究者情報
研究者名
広井良典
関連部局