生物学映像・画像オープンアーカイブ「KyU Tube Bio」を公開-細菌から植物・動物まで、分子・細胞から個体・群集まで幅広く収録-

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公開日

中川尚史 理学研究科教授らは、細菌から植物・動物に至るまで、生物学に関わる映像・画像を幅広く収録した、生物科学専攻が運営するオープンアーカイブ「KyU Tube Bio」(キュー・チューブ・バイオ)を、2018年6月14日に一般公開しました。

研究者からのコメント

中川教授

KyU Tube Bioは、本学(Kyoto University)の生物(Bio)に関する動画と写真のオープンアーカイブです。理学研究科生物科学専攻の研究者が研究を通じて撮影してきた映像と画像を、みなさまの研究や教育にお役立てください。

本専攻では、京都大学の伝統であるフィールドワークに重点をおいた個体レベル以上のマクロ的研究と、ラボワークによる細胞の構造や機能、遺伝子の発現、発生、神経伝達、蛋白質の分子構造などを明らかにしようとする細胞レベル以下のミクロ的研究を統合し、細菌から植物、動物まで地球上の多様な生物が織りなすさまざまな生命現象を対象とした教育と研究を推進しています。私たちの貴重な研究成果でもある映像や写真をKyU Tube Bioでオープンすることによって、みなさまとともに生物科学のすそ野を拡げていきたいと考えています。

概要

オープンアーカイブ「KyU Tube Bio」には、専攻内基幹講座にあたる動物学教室・植物学教室・生物物理学教室に属する全18研究室すべてから、現段階で102点の映像と156点の画像が登録されています。各映像・画像ページには、生物種名・撮影場所・撮影日時・撮影条件・キーワードなどの詳細なデータに加え、平易な解説文が日英2カ国語で掲載され、研究教育資料として非常に有用です。また、登録されているすべての映像・画像データは、閲覧はもちろん、非営利の研究・教育目的であれば、原則無償で複製・転載・頒布することができます。今後はアナログデータとして保存されていた古い映像や画像をデジタル化して登録するほか、次々と発表される最新の研究成果に関連するデータも順次登録していく予定です。

詳しい研究内容について

書誌情報

  • 朝日新聞(11月15日 18面)および産経新聞(7月11日 23面)に掲載されました。

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