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人文科学研究所は、2025年3月17日に、東京の一橋講堂中会議場において、第20回TOKYO漢籍SEMINARを開催しました。
本セミナーは、人文科学研究所が90年余にわたって蓄積してきた中国学研究の成果をわかりやすく紹介し、多くの人々に漢籍、ひいては漢字文化全般に関心を深めてもらうことを目的として開催しています。第20回となる今回は、計141名が参加しました。
はじめに、池田巧 人文科学研究所副所長が開会挨拶を行いました。続いて、「東アジアのなかの『論語』」をテーマとして、古勝隆一 人文科学研究所教授が「『論語』伝播の諸側面」、池田副所長が「西夏語訳『論語全解』について -漢文化への傾倒」、金培懿 国立台湾師範大学国文学系教授が「平賀晋民の『論語』考釈 -徂徠一門に対する批判をめぐって」と題し、それぞれ講演を行いました。
終了後のアンケートでは、「新しい知見や研究があることを知り、大変興味深かった」、「当時の儒者たちの考え方や議論について勉強になった」といった感想が寄せられるなど、参加者にとって有意義な機会となりました。




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