「京都大学講演会 京大の知 in 愛知」を2025年3月9日に開催しました。
京大の知は、全国各地を巡回して京都大学の研究成果を発信することを目的とする講演会です。2024年度は愛知県の同窓会である愛知京大会の協力により実施しました。
はじめに、吉貴寛良 愛知京大会長(法学部・1980年卒)より同窓会を代表して挨拶がありました。続いて「高齢化社会に向けて」をテーマに湊長博 総長が講演を行い、60代以降に増加する加齢関連疾患に共通する免疫機能の低下をはじめ、胸腺の退縮に伴う免疫細胞の老化と影響などを医学的に解説しました。また、グリム童話や哲学者の言葉を交えながら、「高齢化の進行は不可避であるが、そうした時に社会はどうあるべきか」と参加者に投げかけ、講演をしめくくりました。
当日は、約200名の参加があり、参加者からは「専門の話でありながらも具体的で分かりやすく関心を持って聴くことができた」、「湊総長の講演内容が知的刺激に満ちており、非常に感銘を受けた」といった感想が寄せられました。



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