人間・環境学研究科は、パナソニックグループらとともに、高齢者施設利用者とその家族のウェルビーイングを向上させる「テレさんぽ日記」サービスの共同実証を開始しました

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 柴田悠 人間・環境学研究科教授は、パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)の家族のウェルビーイングを向上させる「FAMILICO」プロジェクトにおいて、「家族を理解する技術」、「理解した家族の特徴にあわせて支援の方針を定めるAI技術」、「家族のコミュニケーションを支援する技術」に関する研究を推進しています。2025年2月より、パナソニックグループ、リハプライム株式会社、香川大学とともに、高齢者施設利用者と離れて暮らす家族とをつなぐソリューションサービス「テレさんぽ日記」の実証実験を開始しました。

 柴田教授の研究室では、「どうしたら幸せに生きられるのか?身近な人の幸せをサポートするには、どうしたらいいのか? 『より多くの人々が幸せに生きられる社会』をつくるには、どうしたらいいのか?」という関心のもとで、「幸せ」、 「生き方」、 「親密性(友人関係・恋愛・結婚・家族)」 、「社会保障」、 「近代化」などについて、社会学的に研究しています。今回の共同実証でも柴田悠研究室が蓄積してきた学術的知見が提供されています。パナソニックグループのAI技術およびくらしに関するデータアセットと掛け合わせることで、パナソニックHDが目指している、現代の多種多様な家族のカタチに合わせて、最適な形態で最適な行動支援を届け、家族のウェルビーイング体験を創出する技術の実現に貢献しています。

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FAMILICOプロジェクトにおける「ウェルビーイング研究」

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