医学部附属病院では、2024年12月21日に、「京都大学医学部附属病院開設125周年記念式典・祝賀会」を百周年時計台記念館にて挙行しました。
この記念行事は、医学部附属病院の前身である医科大学附属医院が1899(明治32)年に開設、診療が開始されてから125周年を迎えたことを記念して挙行したものです。当日は、政府・地方自治体関係者、国会議員・京都府・市会議員、医師会関係者、関係病院長、寄附者をはじめ学外から104名、大学本部、部局長、院内関係者など学内から97名の計201名が参加しました。
記念式典は、髙折晃史 医学部附属病院長による式辞で始まりました。続いて湊長博 総長により本学を代表して挨拶があり、また、奥野真 文部科学省大臣官房審議官の代読による、伊藤学司 文部科学省高等教育局長の祝辞、鈴木一弥 京都府副知事の代読による、西脇隆俊 京都府知事の祝辞、池田雄史 京都市保健福祉局医務担当局長・保健所長の代読による、松井孝治 京都市長の祝辞がありました。
その後、来賓紹介、祝電・お祝いメッセージの披露を経て、記念講演を行いました。はじめに、髙橋淳 iPS細胞研究所長による「神経再生研究の総括と展望」と題する講演があり、続いて、元医学部附属病院長である稲垣暢也 公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院理事長による「京都大学医学部附属病院のこれまでの歩みとこれからへの期待」と題する講演がありました。
記念式典終了後は、祝賀会を開催しました。祝賀会は、髙折病院長による挨拶で始まり、濱島高志 京都府医師会副会長の代読による、松井道宣 京都府医師会長の祝辞、佐和貞治 京都府立医科大学附属病院長の祝辞、田中俊宏 滋賀医科大学医学部附属病院長の祝辞がありました。次に、奥野大臣官房審議官、服部泰直 大学改革支援・学位授与機構長、湊総長、石川冬木 副学長、伊佐正 医学研究科長、および髙折病院長の6名による鏡開きを行いました。
続いて伊佐研究科長による乾杯の発声のもと、和やかな雰囲気の中で祝宴が行われました。会場には、125周年記念事業の一環として外来診療棟正面玄関のウェルネスエリアを飾っていた、医科大学附属医院本館など新旧合わせた建物写真12枚の展示パネルを移設し、参加者の話題づくりに一役買っていました。最後に、この記念式典・祝賀会を含む病院開設125周年記念事業の責任者である妹尾 浩 副病院長が謝辞を述べ、盛会のうちに閉会となりました。
本記念式典および祝賀会は、開設から125年にわたり、日本のそして世界の最先端の医療を担う病院としてたゆまず歩んできた医学部附属病院について、学内外の関係者とともに振り返る節目の場となったとともに、これからの100年後の当院のあるべき姿について意見を交わす貴重な機会となりました。