あべ俊子 文部科学大臣が、2024年10月6日に本学を訪れ、iPS細胞研究所(CiRA)と高等研究院 物質―細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS)を視察されました。
あべ大臣は、まずCiRAを視察され、湊長博 総長、山中伸弥 CiRA名誉所長兼京都大学iPS細胞研究財団理事長、江藤浩之 同副所長らとiPS細胞研究の現状や研究現場の課題などについて意見交換を行いました。また、あべ大臣はCiRAの第1研究棟を視察され、髙島康弘 同教授からナイーブ型iPS細胞※について説明を受け、細胞を顕微鏡で観察し、原田直樹 同共通機器管理室長から、iPS細胞等の特性評価・分析に用いる共通機器について説明を受けました。
次に、あべ大臣は、iCeMSを視察され、上杉志成 iCeMS拠点長から拠点の研究や取組の概要の説明を受けたのち、見學美根子 同副拠点長や樋口雅一 同特定拠点准教授らの案内により大型解析機器や最新の研究設備など拠点内を視察され、最新の多孔性材料研究について説明を受けました。続いて、北川進 理事・副学長らも交えて、研究現場が抱える課題や研究を支える人材の地位向上と全体的な研究環境の強化などについて、意見交換を行いました。
あべ大臣は、日本の研究機関が世界で競争力を保つために、これからも現場からの声を上げてほしいと述べられました。
- ナイーブ型iPS細胞:より初期の発生段階の胚に近い性質を持つiPS細胞。通常のiPS細胞は「プライム型」と呼ばれ、区別される。
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