KU-STAR Programの一環として、島津製作所との包括連携協定に基づく企業訪問を実施しました

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 KU-STAR(Kyoto University Short-Term Academic Research)Programは大学院教育支援機構が2024年5月に開始した、約2か月の短期研究室インターンシッププログラムで、インド工科大学(Indian Institute of Technology, IIT) 6校から18名の学生が参加しています。2024年6月3日、株式会社島津製作所との包括連携協定に基づき企業訪問を実施しました。参加学生は、島津製作所京都本社の施設見学やワークショップを通じて、研究技術の社会実装や日本企業での働き方について理解を深めました。

 施設見学では、サイエンスプラザや工場で最先端の技術を駆使した医療機器や分析機器の開発について説明がありました。学生たちは、普段間近で見ることのできない機器に興味津々の様子でした。

 その後、関心のあるインドの社会課題の解決策を考えるワークショップを行いました。女性の貧血やメンタルヘルスをはじめとするヘルケア領域の課題やエネルギー不足、気候変動といった課題が学生から挙げられました。続いて、同社のカザフスタンと中国出身の社員より入社後の職務内容や産学協同の事例紹介がありました。社員からアドバイスを受けながら、学生たちは実際に新規事業を立案するときのように、課題が生じる原因や必要な資源の洗い出しを行いました。最後に、課題解決策や1日の学びをそれぞれが発表し、ワークショップは終了しました。IITボンベイ校のDhruvさんからは「ワークショップで将来の目標達成のために必要な気づきを得られた」との感想が寄せられました。

 続いて行われたネットワーキングでは、学生たちが同社の社員に多数質問し、交流を楽しむ様子が見られました。IITカラグプール校のZafiraさんからは「高精細・高品質な製品を生み出す努力に感動し、多様な背景を持つ社員が活躍できるように尊重されていることを知った」、IITカーンプル校のAmanさんからは「大企業での研究開発がどのように行われており、自身の知識を活かしてどのように産業に貢献できるかを理解できた」との感想がそれぞれ寄せられました。

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ワークショップの様子
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学生と島津製作所社員との交流の様子
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集合写真