第19回京都大学附置研究所・センターシンポジウム/京都大学松本講演会を開催しました

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 研究連携基盤では、各研究所・センターの活動や生み出されている研究成果について広く一般社会に対してわかりやすく説明し、研究・教育活動、社会貢献活動への理解や支援・協力を得ることを目的として、年1回全国主要都市で一般市民の方を対象とした公開のシンポジウムを開催しています。第19回目となる今回は、2024年3月2日(土曜日)に、甲信地方では初めてとなる松本市まつもと市民芸術館主ホールにおいて開催し(後援:長野県教育委員会、松本市教育委員会、読売新聞社)、オンラインも含めて約600名の参加がありました。

 当日は、湊長博 総長の開会挨拶に引き続き、午前は、矢野浩之 生存圏研究所教授、今井啓雄 ヒト行動進化研究センター教授、工藤洋 生態学研究センター教授の講演、午後は、午前の講演への質問回答を挟み、伊藤悦子 基礎物理学研究所准教授、翟亜蕾 東南アジア地域研究研究所准教授、松本智裕 生命科学研究科附属放射線生物研究センター教授の講演と質問回答が行われました。

 続くパネルディスカッションでは、辻井敬亘 研究連携基盤長の司会のもと、講師6名に時任宣博 理事・副学長および山本衛 生存圏研究所長が加わり、「研究の未来、京大の未来」のテーマで、宇宙にも広がりうる研究展望などについて活発な意見交換が行われ、最後に時任理事・副学長の総括・閉会挨拶により幕を閉じました。

 また、今回初めての企画として、お昼の休憩時に本学の所長・センター長等と中・高校生が昼食を摂りながら質問や相談を行うコーナーを設け、参加者からは、「京都大学の先生と交流して、京都大での研究や研究の楽しさを教えていただいた。進路の相談にものっていただき、将来について考えるきっかけになりました」、「研究者の方々を身近に感じられた。いろいろな研究の一つ一つが私たちの世界を良くしてくれているんだと思った」などの感想が寄せられました。

 本シンポジウムは、特に次世代を担う中・高校生の方々の参加を歓迎しており、企画にあたっては、「平易性、おもしろさ、モチベーションの高揚」といった観点を重視し、講演内容は研究者自身の経験や、その研究をはじめるに至ったエピソード等を交えるなど、中・高校生にもわかりやすいものとなるよう努めていますが、その目的の一端が達成できました。

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開会挨拶を行う湊長博 総長
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パネルディスカッションの様子
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総括・挨拶を行う時任宣博 理事・副学長
 
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お昼の休憩時の中・高校生と京都大学の先生との交流コーナーの様子