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公開日
京都大学では、「文部科学省 情報ひろば」新庁舎2階エントランスにて、企画展示「先端科学と中等教育の融合に基づく科学的リテラシーの涵養戦略」を開催します。
中村秀仁 複合原子力科学研究所助教らの研究グループは、科学に理解ある社会の実現のため、最先端の研究開発に加え、一般社会の科学的リテラシー涵養にも取り組んでいます。その一環として、2023年4月より大阪高等学校の全生徒2,116人を対象に、科学教育活動(通称「Nプロジェクト」)を実施し、研究活動と人材育成を高度に連動させるシステムを開発してきました。Nプロジェクトを通じて、講義を聞くだけの受動的学習から、自ら調べ、考え、他者に説明するまでに成長した多くの生徒の姿がありました。
今回の展示では、Nプロジェクトの概要やその成果を紹介します。科学を縁遠く感じている多くの高校生の心に、如何に科学への関心の火を灯すのかという「学びのインプット」、そして、高校生がどれほど科学に興味を示したのかという「学びのアウトプット」を展示します。
展示概要
1. 展示期間
2024年5月27日(月曜日)~2024年7月5日(金曜日)
2. 開館時間
平日10時00分~18時00分(入館は17時30分まで)
3. 展示会場
「文部科学省 情報ひろば」新庁舎2階エントランス(入場無料)
文部科学省 情報ひろば
4. 展示内容
パネル
科学を縁遠く感じている多くの高校生の心に科学への関心の火を灯す仕掛け
実演
科学教育活動の題材である身の回りにあるプラスチックの発光現象(随時開催)
映像
ドキュメンタリー映像「Nプロジェクト~わたしたちに文系理系関係ない~」(36分間)(随時開催)
展示品
- 参加型授業内で使用している先端科学に関する2択クイズの問と解を示す裏表両面プレート
- 生徒が自ら作成し他者に科学的リテラシーを涵養するためにまとめたスケッチブック
5. 備考
協力:大阪高等学校
後援:日本保健物理学会
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