医生物学研究所(LiMe)、高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)、医学部附属病院(KUHP)は、中国医薬大学(China Medical University、台湾)との合同シンポジウム「第一回 中国医薬大学-京都大学 合同シンポジウム “Challenges from basic and clinical medicine for treatments of diseases”」を、2023年12月20日に京都大学芝蘭会館 稲盛ホールにて開催しました。
中国医薬大学は、台湾の台中市に位置する、医学部を中心にした私立の総合大学です。京都大学と中国医薬大学は、2022年に大学間学術交流協定を締結しました。同協定締結にあたっては、以前から中国医薬大学と実質的な交流を行ってきた医生物学研究所、医学部附属病院、高等研究院 物質-細胞統合システム拠点の3部局が本学側の代表として進めてきましたが、医生物学研究所が主軸としての役割を担っています。協定締結1周年を迎え、両大学のさらなる交流の発展のため、今回、初となる合同シンポジウムを開催しました。本シンポジウムも引き続き医生物学研究所の主導で開催し、両大学の関係者をはじめとする約90名が参加しました。
シンポジウムの冒頭では、湊長博 総長およびMien-Chie Hun中国医薬大学学長による挨拶と特別講演が行われました。続いて、両大学の研究者14名による「がん」、「幹細胞と老化」、「細胞治療」、「治療戦略」、「データサイエンス」の5つのテーマでの最新の研究発表があり、各講演後の質疑応答では熱心な議論が交わされました。最後に、河野泰之 副学長が閉会の辞を述べ、アジアにおける研究の発展の意義について話しました。シンポジウム後に行われた懇親会では、和気藹々とした雰囲気の中で情報交換が行われました。
本シンポジウムを通して両大学間の交流が一層促進され、さらなる研究交流や人材交流が期待されます。
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【医生研だより第10号】「第一回 中国医薬大学-京都大学合同シンポジウム」を開催しました(2023年12月20日) | 京都大学医生物学研究所