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このたび、入江慶 数理解析研究所准教授および大宮寛久 化学研究所教授が、第20回(令和5年度)日本学士院学術奨励賞を受賞することになりました。
同賞は、優れた研究成果をあげ、今後の活躍が特に期待される若手研究者に対して与えられるもので、日本学術振興会賞を受賞した研究者の中から6名以内が選ばれるものです。
入江慶 数理解析研究所准教授
入江准教授は、2009(平成21)年東京大学理学部を卒業、2011(平成23)年京都大学大学院理学研究科修士課程を修了し、2012(平成24)年同大学大学院理学研究科にて博士(理学)を取得しました。京都大学数理解析研究所助教、東京大学大学院数理科学研究科准教授を経て、2021(令和3)年京都大学数理解析研究所准教授に採用され、現在に至っています。
今回の受賞題目は「接触幾何学、シンプレクティック幾何学とストリングトポロジーの研究」です。
大宮寛久 化学研究所教授
大宮教授は、2002(平成14)年京都薬科大学薬学部を卒業、2004(平成16)年同 大学大学院薬学研究科修士課程を修了し、2007(平成19)年京都大学大学院工学研究科にて博士(工学)を取得しました。その後、京都大学大学院工学研究科 博士研究員、北海道大学大学院理学研究科 助教、北海道大学大学院理学研究科 准教授、金沢大学医薬保健研究域薬学系 教授を経て、2022(令和4)年京都大学 化学研究所 教授に採用され、現在に至っています。
今回の受賞題目は「一電子移動を誘起する有機触媒の開発とラジカル的共有結合形成反応の精密制御」です。