滋賀県教育委員会との高大連携協定に基づく事業「高校生を対象とした体験セミナー in 京都大学」を実施しました

ターゲット
公開日

 滋賀県教育委員会および京都大学高大接続・入試センターにおける高大連携協定に基づき、2023年11月12日、「高校生を対象とした体験セミナー in 京都大学」を国際科学イノベーション棟で実施し、高校生等約20名が参加しました。

 本事業は、高校生が本学大学院生等による特別講義や対話を通じて探究活動を発展させ、主体的に進路を考える機会とすることを目的としています。

 はじめに大学院生等2名が、大学院進学の動機や自身が取り組む研究内容を紹介する特別講義を行いました。続いて高校生による研究発表が行われ、関連した分野を研究する大学院生等が様々なアドバイスを送りました。

 参加した高校生からは、「専門知識を持った大学院生等や他校の生徒から違った視点の助言をいただくことができ、良い経験になりました」、「自分たちでは分からなかったことや疑問に思っていたことを大学院生等から学ぶことができ、とても参考になりました」、「探究活動だけでなく進路等、様々な質問に答えていただき、勉強のモチベーションに繋がりました」との感想が寄せられました。

 特別講義を担当した大学院生等からは、「私もそうでしたが、高校生というのは将来のビジョンを見据えるのが特に難しい年齢だと思います。先のことが上手く見えない、あるいは見方も分からないかもしれない高校生に対して、少しでも掴みどころのある内容をお話しできればと思い、準備しました。その中で私も自身の過去や未来について整理する良い機会となり、高校生の熱意やひたむきさには勇気を与えられました」、「高校生や私たち若手研究者が今、何を考えて、動き、これからどう生きるのか。コロナ禍を経た私たちの研究と高校生の学びを結びつけつつ、高校生が取り組む研究や進路選択の悩みに耳を傾けるなかで、直接最適な答えはあげられないけれども、呼びかけた声を頼りに自分の中でもがいて考えてほしいという気持ちが芽生え、自身の研究者や教育者としての志や態度を見つめ直す格好の機会となりました。もしかしたら10年後、つまり高校生が博士課程やその後の進路を考える頃に、今の私たちの教えが、高校生の学びやこれからに寄与するかもしれません。未来にそうした声が聞けたなら、これほど嬉しいことはありません」との感想が寄せられました。

文章を入れてください
大学院生等による特別講義1
文章を入れてください
大学院生等による特別講義2
文章を入れてください
高校生による研究発表1
文章を入れてください
高校生による研究発表2
文章を入れてください
高校生と大学院生等の交流1
文章を入れてください
高校生と大学院生等の交流2