第1回京都大学北米On-site Laboratory合同シンポジウム:Transformative Innovations in Medical and Life Sciencesを開催しました

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 第1回京都大学北米On-site Laboratory合同シンポジウム:Transformative Innovations in Medical and Life Sciencesを2023年2月28日に米国・サンディエゴにて開催し、YouTubeでもオンライン配信を行いました。

 京都大学では、海外の大学や研究機関と共同で、全世界に11の現地運営型研究室「On-site Laboratory」を設置しています。このうち、北米を拠点とする京都大学サンディエゴ研究施設、グラッドストーン研究所iPS細胞研究拠点、量子ナノ医療研究センターの3つのラボと国際戦略本部が、医療・ライフサイエンス分野の卓越した最先端研究の成果を発信し、イノベーションの創出に貢献することを目的に、京都⼤学サンディエゴ研究施設を設置するカリフォルニア⼤学サンディエゴ校(UCSD)内のSanford Consortium for Regenerative Medicine で合同シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、会場とオンラインのハイブリッド形式で行い、米国、日本をはじめ、ブラジル、イタリア、ニュージーランド、シンガポール、タイ、インド、中国、台湾、エチオピア、エジプト、パレスチナなど10か国・地域以上から、研究者、学生などの学術関係者、政府関係者、企業関係者、同窓生など、210名の現地の参加登録と、526名のオンライン参加の登録があり、700名を超える参加がありました。
 
 本シンポジウムでは、「Stem cells and cell reprogramming(幹細胞と細胞リプログラミング)」、「Quantum science, nanomedicine, and radiation therapy(量⼦科学、ナノ医療、放射線治療)」、「Cancer immunotherapy(がん免疫療法)」の3つのセッションに分かれて⽇本および⽶国の研究者が研究発表を行いました。湊長博総長による開会挨拶、Corinne Peek-Asa カリフォルニア大学サンディエゴ校 Vice Chancellor for Researchによる歓迎挨拶に続き、⼭中伸弥 iPS細胞研究所教授が「Recent Progress in iPSC Research and Application」と題したオープニング基調講演を行いました。続いて、Juan Carlos Izpisua Belmonte Altos Labs San Diego Institute of Science Director、髙橋 淳 iPS細胞研究所長、Toshiki Tajima カリフォルニア大学アーバイン校 Norman Rostoker Chair 教授、鈴木 淳 高等研究院 物質-細胞統合システム拠点教授、湊総長、La Jolla Institute for Immunology のMitchell Kronenberg Chief Scientific Officerにより、研究発表が行われました。各セッションの研究発表の後、斎藤通紀 ⾼等研究院ヒト⽣物学⾼等研究拠点⻑が「From in vitro gametogenesis to human biology」と題したクロージング基調講演を行いました。

 各講演後には質疑応答の時間が設けられ、参加した学生、研究者から熱心に質問や今後の医療・ライフサイエンス分野の研究への期待が寄せられ、分野を越えた活発な議論が行われました。

 最後に、John M. Carethers カリフォルニア大学サンディエゴ校 Vice Chancellor for Health Sciencesによる挨拶があり、盛況のうちに閉会しました。

 シンポジウム終了後には、レセプション兼ネットワーキングイベントが実施され、参加者はサンディエゴ・ラホヤの美しい夕陽を楽しみながら活発に交流を行い、親交を深めました。

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湊総長による開会挨拶
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Peek-Asa Vice Chancellor for Researchによる歓迎挨拶
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会場の様子
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Carethers Vice Chancellor for Health Sciencesによる閉会挨拶
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集合写真