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人文科学研究所は、2023年3月6日、東京の一橋講堂中会議場において第18回TOKYO漢籍SEMINARを開催しました。
本セミナーは、人文科学研究所が90年余にわたって蓄積してきた中国学研究の成果をわかりやすく紹介し、多くの人々に漢籍、ひいては漢字文化全般に関心を深めてもらうことを目的として開催しています。第18回となる今回は、計65名が参加しました。
はじめに、池田巧 東アジア人文情報学研究センター長による開会挨拶、続いて「漢籍の遥かな旅路2 -日本への旅路-」をテーマとし、 矢木毅 人文科学研究所教授が「海を越えた韓書と漢籍」、永田知之 人文科学研究所准教授が「行きて帰りし書物 -漢籍の往還をめぐって-」、道坂昭廣 人間・環境学研究科教授が「海西と海東の『王勃集』」と題した講演を行いました。
終了後のアンケートでは、「書物の往来について具体的に知ることができた」、「漢籍が人から人へ渡っていく過程で生じるさまざまなドラマを追っていく楽しさを感じた」といった感想が寄せられるなど、参加者にとって有意義な機会となりました。
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