研究連携基盤では、2023年3月4日に甲信越地方では初めてとなる京都大学附置研究所・センターシンポジウム(後援:新潟県教育委員会、新潟市教育委員会および読売新聞社)を新潟市の新潟県民会館大ホールにおいて開催しました。シンポジウムは、前回に引き続き会場とオンラインのハイブリッド形式で行い、併せて約600名の参加がありました。
このシンポジウムは、「京都からの挑戦 -地球社会の調和ある共存に向けて」をメインテーマとして、今回は「創造への多様性 -京大の多彩な最先端(カッティングエッジ)」をサブテーマに、京都大学の生命・生物系を例にさまざまな切り口・手法で行われている研究や講師自身のこれまでの歩みなどについての紹介を行いました。
シンポジウムでは、時任宣博 理事・副学長の開会挨拶に引き続き、午前は、遠藤寿 化学研究所准教授、三谷曜子 野生動物研究センター教授、酒井朋子 人文科学研究所准教授、午後は、前半の講演への質問回答を挟み、奥田綾 複合原子力科学研究所助教、齊藤博英 iPS細胞研究所教授、亀井謙一郎 高等研究院 物質-細胞統合システム拠点客員准教授の講演と質問回答を行いました。
また、続くパネルディスカッションでは「多様であること -持続的発展ある未来に向けて」をテーマに、講師6名に湊長博 総長、時任理事・副学長が加わり、辻井敬亘 研究連携基盤長の司会で、生物多様性と研究多様性について活発な意見交換を行いました。
最後に、湊総長から総括・挨拶として、参加の高校生などに向けた、未来志向の熱いメッセージがあり、無事終了しました。
会場参加者からは、「非常に興味をもち、話に引き込まれた」、「京都大学の先生方の熱意に感銘を受けた」、「参加した高校にとっても、意義のあるイベントであった」などの意見がありました。