「未来をつくる今日(京)の研究」をテーマに、京都大学創立125周年記念 第16回 京都大学 東京フォーラムをシェラトン都ホテル東京にて2022年12月2日に開催しました。今年の出席者は延べ約180名で、本学卒業生を中心とした国会議員、企業、官公庁の関係者等が集まり、学内からは湊長博 総長をはじめ、理事・副学長、部局長等が出席しました。
フォーラム冒頭、湊総長による挨拶の後、創立125周年記念事業の一つとして掲げる「研究力強化」の一環としてスタートした学内ファンド「くすのき・125」に採択された2名の教授が講演を行いました。はじめに、寺村謙太郎 工学研究科教授が「「たいよう」と「みず」の力によって実現するカーボンニュートラル」と題して、続いて、大山修一 アジア・アフリカ地域研究研究科教授が「都市のごみとシロアリの力で実現するサヘル地域の砂漠緑化」と題して講演を行い、激甚化する環境問題に関する最新の研究に、参加者から高い関心が寄せられました。
続いて、澤田拓子 理事(産官学連携担当)をモデレーターとして、寺村教授、大山教授の3名によりパネルディスカッションを行いました。京都大学の研究について、文系、理系、両方の分野の教授から意見を伺い、最後には、今後ますます産官学連携を強化していきたいと締めくくられました。
パネルディスカッション終了後に実施した懇親会では、湊総長による開会挨拶後、来賓の里見朋香 文部科学省大臣官房審議官(総合教育政策局担当)、澤田純 日本電信電話株式会社代表取締役会長(京都大学鼎会会長)、竹内譲 衆議院議員からそれぞれ挨拶がありました。懇親会は3年ぶりの開催となり、参加者は交流を楽しみました。
また、今回の東京フォーラムの開催に先行して、経済界のトップで活躍する本学卒業生による総長支援団体「京都大学鼎会」の第11回総会が会場とオンラインを合わせて約60名の出席者を得て同日に開催され、今後の本学の発展に向けての意見交換などが行われました。
本フォーラムは、首都圏における本学の情報発信という目的に留まらず、出席いただいた各界で活躍されている本学関係者の結束を図るという効果を期待して実施しています。今後もこのような機会を継続的に提供し、本学のプレゼンス向上に努めていきたいと考えています。
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