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2022年8月、本学の原田英典 アジア・アフリカ地域研究研究科准教授が世界保健機関(WHO)/国連児童基金(UNICEF)の運営する「水と衛生に関する共同モニタリング・プログラム(JMP)」の諮問委員に選出されました。
同プログラムは、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)17目標のうち、第6目標(SDG6)「水と衛生」を管轄し、飲料水、サニテーション(トイレとし尿の処分)および衛生行動(手洗い)に関する世界各国の進捗状況を監視するために設置されています。諮問委員は、12名の専門家で構成され、グローバル、地域および国レベルの水と衛生の普及に関する適正な監視、課題および目標設定などについて助言する役割を担います。なお、同諮問委員は、政策立案の支援を目的にUN-WaterとWHOが実施する「衛生と飲料水のグローバル分析・評価(GLAAS)」の諮問委員も兼任します。
原田准教授は、これまで東南アジア、南アジアおよびアフリカ諸国で水と衛生に関するフィールド研究を実施し、農村での資源循環型ドライトイレの持続性、都市における下水・汚泥管理や都市スラムにおけるし尿汚染と下痢リスクに関する研究を行ってきました。その長年の実績と経験が認められ、日本からは唯一の諮問委員として2025年まで任期を務める予定です。