本学主催による、アジア未来リーダー育成奨学金プログラム(Asian Future Leaders Scholarship Program、以下AFLSP)の第5回目となる2021年度冬季成果報告会を2022年2月5日に開催しました。新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、前回に引き続き、今回もオンラインでの開催となりました。7名の奨学生が自身の研究成果や社会貢献などについて報告を行いました。
内田勝一 百賢亜州研究院(Bai Xian Asia Institute, BXAI)Academic Committee代表から開会の挨拶があり、本学におけるAFLSPに対する取組みへの期待が述べられました。これを受けて、国際学生交流委員会アジア未来リーダー育成奨学金プログラム小委員会委員長である神﨑護 農学研究科教授から、本学がAFLSPに参加してから7年目を迎え、本学とBXAIとの友好な関係や、本学奨学生の学びの成果を発信する場として本報告会を開催していることなどについて説明がありました。
報告会では、趙亮 総合生存学館准教授および張凱淳 工学研究科講師による運営のもと、BXAI Scholar7名から、学習・研究成果、社会貢献活動について発表がありました。
発表を受けて、内田代表、神﨑教授から講評があり、続いて、優れた取組みおよび発表を行ったBXAI Scholar 2名に表彰を行いました。
成果報告会の後は、2022年3月に修了予定の4名の奨学生のために送別会を行いました。送別会の最後に、2019年度から2021年度まで委員長を務めた神崎教授より終わりの挨拶がありました。
本奨学金プログラムを通じて、学生達が文化の多様性についての理解を深め、国際社会で活躍するリーダーとしての資質を育む機会となることが期待されます。
「Asian Future Leaders Scholarship Program」(アジア未来リーダー育成奨学金プログラム)
アジア太平洋地域内での、海外留学を望むアジアの若者たちを支援し、異文化間理解を深め、将来のアジアおよび世界の友好・発展に寄与する人材を育成することを目的として、百賢亜州研究院(Bai Xian Asia Institute)が主体となって2014年より運営が始まりました。京都大学を含む日中6大学がパートナー大学として選ばれ、毎年100名程度の奨学生を受け入れています。本学では毎年約10名の奨学生の受け入れを実施しています。