このたび、京都大学研究資源アーカイブは、新しくデジタルコレクション(資料のデータベースと一部のデジタル化された資料)を公開しました。
京都大学研究資源アーカイブは、京都大学における教育や研究のプロセスでつくられた資料群を体系的に収集・整理・保存し、「研究資源」として学内外で利用可能にする取組みです。
今回公開されたのは、「高エネルギー粒子照射材料透過電子顕微鏡写真, ca.1985-1997」です。
概要
高エネルギー粒子の材料照射実験は、材料に欠陥を導入する手段として、また照射下で使用される材料の特性試験として幅広く行われています。本資料は、金属材料を中心としたさまざまな材料に高エネルギー粒子照射を行いその後に電子顕微鏡観察した結果を記録した写真のネガフィルムです。幅広い実験条件を網羅するだけでなく、現在研究用等原子炉や加速器などの照射設備の運転停止や運転条件変更により実施できなくなった実験条件で得られた、希少な照射材料の撮影結果を含んでいます。
- 出所・作成:義家敏正;京都大学複合原子力科学研究所照射材料工学研究分野
- 資料年代:1985年〜1997年
- 公開年:2021年
- 数量:写真ネガフィルム63,351枚,記録ノート62冊
- メタデータ:63,426レコード
- なお、デジタル化された写真は、「資料利用例」の54件に限られます。写真情報のデータベースとしてご利用ください。
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