2021年6月16日、オンラインで開催された第79回ASEAN 科学技術イノベーション委員会(ASEAN COSTI-79)の公式プログラムに、本学から、園部太郎 URA・ASEAN拠点副所長と、斎藤知里 URAが招かれ、日ASEAN間での国際共同プロジェクトを支援するSTI Coordinator育成に関する発表を行いました。
ASEAN COSTI-79とは、ASEAN事務局および加盟10カ国の科学技術関係省庁の次官級代表者が集うASEANの公式会合です。また、STI Coordinatorとは、様々なステークホルダー間を橋渡し、国際的なプロジェクトの推進に不可欠なURAを含む国際共同プロジェクトのコーディネート人材の総称です。
当日は「Executive Summary Report on Joint Project of Online Seminars for Human Capacity Development of STI Coordinators」と題し、園部URA・ASEAN拠点副所長が、日ASEAN間での研究支援に従事するSTI Coordinator育成に関する共同プロジェクトの成果について発表を行いました。
発表後、議長国を含めた複数国の代表より、本学が主導して共同プロジェクトを終えたことに関する謝辞が述べられ、日ASEANの協力による STI Coordinator人材育成の推進に対して、期待と極めて好意的な反応がありました。本学URAが世界に先駆けて主導してきた提案は、翌17日に開催された第11回非公式ASEAN科学技術大臣会合の共同メディア声明で明記されました。
本学ASEAN拠点は、「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点 -持続可能開発研究の推進-」(JASTIP)などの多国間共同プロジェクトで培った人脈や信頼関係を活かして、本学の重点地域であるASEANとの相互発展へ今後とも貢献していきます。