オンライン短期交流プログラム「持続可能性に向けた森里海連環」を実施しました。(2021年2月15日~3月1日)

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 フィールド科学教育研究センターは、ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業の一環として、オンライン短期交流プログラム「持続可能性に向けた森里海連環」を実施しました。

 本プログラムは、ミャンマーのイエジェン林業環境大学の学生10名を受け入れることになっていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、オンライン形式に変えて開催することとなりました。しかし、ミャンマーで政情不安が起こり、プログラムの実施が危ぶまれましたが、イエジェン林業環境大学側から、可能な限り学びを進めたいとの要望が寄せられ、2月15日から3月1日に開催しました。

 オンライン開催への変更に伴い内容を新たにし、フィールド科学教育研究センターの施設や同センターが推進する森里海連環学を紹介し、持続可能な社会の創成について考えるプログラムとしました。同センターの教員が日替わりで講義を担当し、森、里および海からの視点で最新の知見とそれらの連環の重要性を伝えました。

 本学の大学院生が研究発表を行い、そのなかで、「京都大学に留学して一緒に勉強しよう」と呼びかけると、ミャンマーの参加学生からは、「政情不安が起きて将来に希望が持てないが、このプログラムで得た知識を活かして持続可能な社会を創ることを目指したい」などの感想がありました。研究発表をした大学院生は、苦しい状況でも前向きに学ぶミャンマーの学生に感銘を受けた様子でした。

 今後も、苦境に立つミャンマーの学生にメッセージを送り、来年度の開催では、平和が戻ったミャンマーの将来について語り合いたいと考えています。

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芦生研究林からの講義の様子
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瀬戸臨海実験所からの講義の様子

関連リンク

ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業(令和2年度実施)