第26回大学教育研究フォーラムを、 オンラインにて開催しました。
予定されていたプログラムは、 新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、 シンポジウムを 動画共有サービス で同時配信し、 個人研究発表や参加者企画セッションは遠隔会議システム等を用いて開催しました。
シンポジウムは、 「2040年の社会と高等教育・大学を展望する」と題し、時計台ホールにて 無観客で 行われました。はじめに、山極壽一 総長が特別講演「学術の展望と『大学』の未来」を 行い、次に、 広井良典 こころの未来研究センター副センター長が「AIを活用した政策提言と高等教育の未来」と題した講演を行いました。続いて、 飯吉透 高等教育研究開発推進センター 長をモデレーターに、講演者と高見茂 京都光華女子大学学長、北野正雄 理事らによるパネルディスカッションが行われました。質疑応答では、聴衆参加システムを用い、オンラインで聴衆からの質問や意見を募り、双方向なディスカッションを実現することができました。
個人研究発表は、発表資料や交流ツール( 遠隔会議システム 、 動画共有サービス 、SNS等)の情報を本フォーラムのWebサイトに掲載し、ポスター発表89件、口頭発表108件の発表がありました。
参加者企画セッションは、 遠隔会議システムを用い 、各セッションを予定されていたプログラムと同じ時間に並行して開催しました。同セッションは、予定していた9件のうち、7件が実施され、各会場では、活発な議論が交わされました。
本フォーラムには例年全国から700名あまりの参加があります。今年度はオンライン開催となりましたが、多くの方に聴講いただき、計490名の参加がありました。開催直前での開催方法の変更でしたが、オンライン開催の一つの形も示すことができ、実りの多いフォーラムとなりました。