第3回マヒドン大学On-site Laboratoryワークショップを開催しました。(2020年3月11日)

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地球環境学堂は、第3回マヒドン大学On-site Laboratoryワークショップを、遠隔会議システムを用いて開催し、これまで研究・教育の分野で展開された活動と蓄積された経験の情報交換を行いました。本ワークショップはマヒドン大学のPhayathai、Salaya、Kanchanaburuiの3キャンパスで、3月11、12日に実施する予定であったものが、 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航自粛要請を 受け、マヒドン大学の3キャンパスと本学の吉田、桂の2キャンパスの遠隔開催に変更したものです。本学から21名、マヒドン大学から37名の教員および学生が参加しました。

本学は、国立大学法人構想の柱の1つとして掲げた「柔軟かつダイナミックな体制による知の創造」を実現する取り組みとして、海外の大学や研究機関と共同で現地運営型研究室(On-site Laboratory)を設置しています。地球環境学堂は、2018年からマヒドン大学と共にOn-site Laboratoryプログラムに参入し、その第1回ワークショップを2019年3月にタイ・マヒドン大学で、第2回ワークショップを2019年11年に本学で開催しました。

今回、午前に行われたシンポジウムは、公衆衛生グループ、環境工学グループ、化学工学グループ、農学グループの4つの分科会に分かれ、2つの遠隔システムを用いて並行して開催されました。環境工学グループは清水芳久 工学研究科教授とTrakarn Prapaspongs マヒドン大学助教授が、公衆衛生グループでは原田浩二 医学研究科教授とChakrit Hirunpetcharat マヒドン大学講師が、化学工学グループでは佐野紀彰 工学研究科教授とSira Srinivas マヒドン大学講師が、農学グループでは神崎護 農学研究科教授とNarin Boontanon マヒドン大学講師がそれぞれ座長を担当し、各分野における研究やその進展について報告し、両大学の将来の共同研究の可能性について議論しました。

午後は全グループが参加する全体会議が行われました。マヒドン大学工学部長顧問のChamras Promptmas 助教授と勝見武 地球環境学堂副学堂長の挨拶の後、安達まり子 国際戦略本部講師が本学On-site Laboratoryプログラムの趣旨を説明しました。続いて、藤井滋穂 地球環境学堂教授が、ダブルディグリープログラムや特別聴講生プログラムなど、地球環境学堂とマヒドン大学工学部との研究・教育協力の経緯および実績を報告しました。その後、各グループが、それぞれの分科会での内容とそれを踏まえた今後の協力活動の方針を報告し、活発な意見交換が行われ、閉会しました。

全体会議の様子(マヒドン大学側)

全体会議の様子(京都大学側)

集合写真(京都大学桂キャンパス、マヒドン大学Salayaキャンパス/Phayathaiキャンパス/Kanchanaburiキャンパス)