京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「中井家絵図・書類 禁裏之部」1,067点を公開しました。(2020年2月21日)

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京都大学図書館機構は、附属図書館所蔵「中井家絵図・書類 禁裏之部」1,067点を新しくデジタル化し、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開しました。これにより、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、合計で15,448タイトル、1,342,116画像となりました。

「禁裏之部」は「中井家絵図・書類」のうち1,067点からなり、『禁裏全圖』をはじめ、紫宸殿、清涼殿、仙洞御所といった京都御所内各宮殿の建築図面、各部設計図、飾彫刻や各種器具の絵図、修造簿に至るまで、多岐にわたる形態・内容の資料に、現在の京都御所建築に受け継がれる日本建築技術の粋が歴史的に記録されています。

建築図面には平面図、断面図、立面図、起こし絵図等があり、中でも起こし絵図は、建築模型と立体の建築図面の性質を兼ね備え、小さな空間に複雑な立体構造を持つ建物の再現に適した図法として、江戸時代に盛んに作成されました。

2019年度「京都大学附属図書館所蔵『中井家絵図・書類 禁裏之部』インターネット公開による京都の宝の世界発信」事業により、「禁裏之部」の劣化が進んだ資料を修復し、その全点を電子化、公開しました。大型絵図は非接触型高精細スキャナーにより撮影し、一つの画像に接合しています。

京都皇居色別指圖

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