本学は、京都大学北米拠点の開設1周年記念式典を、ワシントンD.C.にて開催し、現地同窓会であるワシントンDC京大会やニューヨーク洛友会の同窓生を含む81名の参加がありました。
北米拠点は、欧州拠点(ハイデルベルク)、ASEAN拠点(バンコク)に続く本学3番目の全学海外拠点として、2018年10月にワシントンD.C.に開設し、北米地域におけるプレゼンス向上、学術・学生交流活動の支援を目的に、北米地域の大学や学術関係機関、本学現地同窓会と積極的な意見交換を行ってきました。本式典は、そうした拠点の活動を支援いただいている関係機関との絆を、より一層強化する機会となりました。
式典では、山極壽一 総長の開会挨拶に引き続き、杉山晋輔 在米日本国大使館特命全権大使、 京都大学鼎会副会長の西村義明 住友理工株式会社特別顧問、卒業生の久能祐子 S&R財団理事長兼CEOおよびFrank Jannuzi モーリーン&マイク・マンスフィールド財団理事長より祝辞があり、本学の北米での活動開始について温かい歓迎の言葉とともに、今後の活動への期待が寄せられました。
続いて、Nathan Badenoch 北米拠点所長より、北米拠点の紹介とこれまでの活動について報告が行われた後、山極総長が、自身のゴリラ研究の成果を交えながら日本人の「自然」のとらえ方について講演を行いました。最後は、稲葉カヨ 理事・副学長の挨拶で閉会しました。
引き続き行われたレセプションでは、山極総長の挨拶に続き、向賢一郎 ワシントンDC京大会会長および岡本裕晴 ニューヨーク洛友会名誉会長が本学での思い出や今後の北米拠点への期待を述べました。最後に、徳賀芳弘 副学長の挨拶をもって、盛況のうちに閉会しました。
今後も、北米拠点は、北米地域のハブとして、また、世界に向けた「窓」として、北米地域との連携を深めながら、国際化を進めていきます。
講演する山極総長