高等研究院iCeMSは共同技術開発拠点「ZEISS-iCeMS イノベーションコア」を設立し、開所記念式典を開催しました。(2019年10月28日)

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高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)は、カールツァイスマイクロスコピー社(ドイツ)とともに共同技術開発拠点「ZEISS-iCeMS イノベーションコア」を設立し、その開所記念シンポジウムおよび調印記念式典を開催しました。同拠点では、発売前の顕微鏡機器を用い、研究と同時に機器の性能評価を行うことで、世界最先端の生細胞イメージング技術を開発します。また最新のツァイス顕微鏡を共用機器として学内外にも提供します。

iCeMSは、2018年度に文部科学省の設備共用化促進事業の一つとして開始された「先端研究基盤共用促進事業 新たな共用システム導入支援プログラム」の拠点として、本学で初めて選出され、先端機器の保守・更新を行いながら学内外の共同利用を促進するシステム構築に尽力してきました。同拠点の設置は同プログラムの取り組みの一環でもあり、またカールツァイスマイクロスコピー社とは、共同研究契約、共同開発室発足を目指して2年間協議を重ね、この度iCeMS内に、共同技術開発拠点を開設しました。

シンポジウムでは、田中耕一郎 iCeMS連携 主任研究者 、渡邊直樹 医学研究科教授、影山龍一郎 iCeMS連携 主任研究者 の3名の研究者が顕微鏡を用いた生命科学研究についてそれぞれ発表を行いました。シンポジウムの後に開催された式典では、カールツァイスマイクロスコピー社からミヒャエル・アルビツ 社長とベルンハルト・ツィマーマン シニアディレクターが、本学からは湊長博 プロボスト 理事・副学長、北川進 高等研究院特別教授・iCeMS拠点長がそれぞれ挨拶し、最後に見学美根子 iCeMS副拠点長・解析センター長が「これからの細胞生物学の発展には4Dイメージング技術が欠かせない。iCeMSの最先端の生物学研究とツァイスの顕微鏡技術の融合で、イメージング技術の発展に貢献できることを嬉しく思う」と、新拠点の設置について喜びと抱負を述べました。

式典の最後には、カールツァイスマイクロスコピー社とiCeMSの関係者約60人が見守る中、北川拠点長とアルビツ社長が連携協定に調印を行いました。式典終了後にはレセプションが行われ、ドイツと日本の参加者らはイメージング技術と生命科学の今後の発展について意見交換を行いました。

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左から、協定書署名後のツィマーマン シニアディレクター、アルビツ社長、北川拠点長、見学副拠点長

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挨拶する湊プロボスト 理事・副学長

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左から、シンポジウムに登壇した田中連携主任研究者、渡邊教授、影山連携主任研究者

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メディアからの取材に応える様子

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レセプションでの意見交換の様子

集合写真

集合写真

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