公開日
昨年より欧州一般データ保護規則(GDPR)が施行され、 EU域内に所在している個人のデータを保護し、厳重に取り扱うことが要請されており、関係諸国はもとより、日本国内においても検討を重ねながら対応が行われています。本学においては、EU域内に拠点を有していること、また、学生や研究者の交流等により、EU域内の個人データを直接取り扱う教員や職員も多数所属していることから、個人情報を適切に取り扱うための意識の向上を目的として、本講演会を開催しました。
講演会は、GDPR対応に精通している実務家の黒田佑輝 弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所所属)を講師に迎え、谷川徹 総務部法務室長による司会のもと、森田正信 理事の挨拶で始まりました。黒田弁護士によるGDPRの具体的制度内容や、本学の業務内容に沿った保有個人情報の取扱い運用上のポイント等の解説を行いました。
また、本講演会には170名の教職員が参加し、質疑応答では現場実態に即した質問も多数あがるなど、学内のGDPRへの関心の高さが伺えました。
挨拶を行う森田理事
講演を行う黒田弁護士
講演会の様子