アジア研究教育ユニットは、ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業の一環である「アセアン学生のための多文化共学短期受入れ留学プログラム2019」(通称「京都サマープログラム2019」)を、文学研究科・文学部および国際高等教育院との連携のもとで実施しました。
プログラムには、短期交流学生18名と共同学習・サポートを行う本学の学生16名(8学部、1研究科)が参加しました。短期交流学生として、ASEAN諸国トップクラスの大学である、ベトナム国家大学ハノイ校外国語大学(ベトナム)から4名、チュラーロンコーン大学(タイ)から7名、インドネシア大学(インドネシア)から3名、シンガポール国立大学(シンガポール)から3名、および国立台湾大学から1名が参加しました。
プログラムの主なテーマは「日本語・日本文化」、「学際的・国際的共学」および「自然環境学習」であり、このテーマのもとで総勢34名の参加学生達が日本語学、人文学および自然科学に関する講義を受講し、3レベルに分かれた日本語学習、学外文化学習、共同発表および討論を行いました。また、琵琶湖疎水記念館の訪問と見学、本学の重要文化財である清風荘での日本文学の講義受講、日本企業の先端技術と経営を知るための株式会社ナベルの訪問と見学、滋賀県立大学での講義受講および実験調査船での湖水観察実習を行いました。
プログラム終了後のフィードバックでは、参加学生および各国の大学の担当教員からこのプログラムの教育内容が高く評価されました。また、京都大学が主催してきたASEAN諸国への短期学生派遣との相乗効果により、本学とASEAN諸大学間の双方向型国際交流がより一層深化したことが伺えました。
湯川志貴子 国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター准教授による人文学講義
日本文化講座(書道)
滋賀県立大学における湖水観察実習
短期交流学生と本学学生の共同発表
修了式後の集合写真
関連リンク
- ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業(令和元年度実施)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/international/global_bridge/course_01/wild_wise/index.html