広島京大会総会・懇親会が開催されました。(2018年11月28日)

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広島市内のホテルにおいて、平成30年度広島京大会主催・本学共催の公開講演会及び広島京大会総会が開催されました。広島京大会は、広島県下に在住する、または在住していた京都大学(旧帝国大学、新制大学、大学院)の卒業生を会員とした同窓会です

公開講演会は、谷川正芳 幹事(法学部・1982年卒)の司会により進められ、尾崎清 会長(経済学部・1971年卒)の開会挨拶、講師紹介の後、鎌田浩毅 人間・環境学研究科教授による、「西日本大震災に備える『想定外』の日本で賢く生き抜く方法」と題した講演があり、同窓生および市民約400名の方の来場がありました。講演では、現在想定されている「西日本大震災」の予想される被害状況について、東日本大震災後の日本列島の状況を科学的に説明しながら、ボードを用いてイメージしやすく解説し、瀬戸内海沿岸の広島は、西日本大震災が起きた際は支援する側にまわることを想定しておく必要があると、力強いメッセージを伝えました。

講演後には小川司德 副会長(法学部・1978年卒)から謝辞と閉会の挨拶がありました。

本公開講演会は昨年度に引き続き広島市内の高校に広報し、多数の高校生が来場し、講演終了後は鎌田教授を囲んで写真撮影する光景もありました。また会場入口では、本庶佑 高等研究院副院長・特別教授のノーベル賞受賞記念のサイン入りパネルや京都大学の今昔を伝える写真パネルが展示され、参加者が足をとめて見入っていました。

続いて、隣接する会場で広島京大会総会が開催され、約180名の同窓生の参加がありました。本総会は手島由裕氏(工学部・1989年卒)の司会により進められ、最初に尾崎会長の挨拶があり、次いで、荒木茂 総長特別補佐が来賓挨拶と本学の現状報告を行いました。また、佐藤慎一 渉外課基金室特定職員が先般行われたSPEC2018採択案件や、京都大学125周年に向けての動きの紹介を行い、京都大学基金への寄附の呼びかけがありました。

総会終了後には懇親会を行い、松井一實 広島市長(法学部・1976年卒)の発声による乾杯に始まり、会員相互の交流が深められました。若い会員の参加も多く、賑やかに盛り上がる中、京大合唱団OBの井上友一 事務局長(理学部・1986年卒)のリードにより出席者全員で「京都大学学歌」、「琵琶湖周航の歌」を斉唱しました。

最後に、中川日出男 副会長(法学部・1970年卒)の万歳三唱をもって閉会となりました。

左から司会をする谷川幹事、開会挨拶をする尾崎会長、閉会挨拶をする小川副会長

左から懇親会の司会をする手島氏、来賓挨拶をする荒木総長特別補佐、乾杯の挨拶をする松井広島市長、閉会挨拶をする中川副会長

講演をする鎌田環境学研究科教授

斉唱の様子