京都大学吉田キャンパスの物理系校舎および百周年時計台記念館にて、京機会総会・講演会・懇親会が開催されました。京機会は京都大学機械系工学教室(専攻)および関連教室(専攻、学科)の卒業生、教員、元教員および在学生にて構成される同窓会組織です。今年度の総会・懇親会は、会員とその家族の計152名が参加しました。また、講演会では、今年は学生も自由参加としたため、学生の姿も多数ありました。
百周年記念ホールにて行われた総会は、中村吉伸 会長(工学部・1973年卒)の挨拶で始まり、椹木哲夫 工学研究科副研究科長(工学部・1981年卒)より機械系工学教室の現状報告がありました。続いて、京機会本部の活動報告・会計報告の後、関西・関東・中部・中国四国・九州の5支部の活動報告がありました。役員改選では、塩路昌宏 名誉教授(工学部・1975年卒)が新会長として選出されました。
引き続き同ホールにて講演会が行われ、浅田春比古 マサチューセッツ工科大学教授(工学部・1973年卒)による「ロボティクスの可能性と限界」と題した講演がありました。ロボティクスの研究分野が発展し、暮しや将来の社会の在り方まで影響を及ぼすようになった現状や、今後の飛躍・進展の可能性、課題・限界について、マサチューセッツ工科大学で開発されたユニークなロボットが紹介されました。
その後会場を国際交流ホールに移し、はじめに京機会活動において顕著に活躍した会員5名と1組への表彰が行われました。続いて行われた懇親会は、新会長となった塩路名誉教授による挨拶の後、出席者最年長の下間頼一氏(工学部・1950年卒)による乾杯の発声で始まりました。大いに盛り上がる中、終盤では恒例の「琵琶湖周航の歌」を参加者全員で合唱しました。最後に杉江俊治 副会長(工学部・1976年卒)よる挨拶があり、懇親会は盛況のうちに終了しました。