大阪府教育委員会との連携協定に基づく高大連携事業を実施しました。(2018年11月4日)

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本学は大阪府教育委員会との高大接続・高大連携に関する協定に基づき、「京都大学キャンパスガイド」を百周年時計台記念館百周年記念ホールにおいて開催しました。

この企画は、大阪府教育委員会が指定する進学指導特色校10校(北野、豊中、茨木、大手前、四條畷、高津、天王寺、生野、三国丘、岸和田、各高等学校)に在籍する生徒を対象として行っており、大学の雰囲気や様子を直接体感してもらい、高校生が進学を強く動機づけることを目的としています。当日は、約600名の生徒や高校教員、大阪府教育庁関係者が参加しました。

「全体会」に先立ち、進学指導特色校代表高等学校長として、恩知忠司 大阪府立北野高等学校長が開会挨拶をされました。その後の「全体会」では、有賀哲也 副学長が「電子:物質の性質・変化をつかさどるもの」をテーマに基調講演を行い、色の変化など身近な物質に作用する電子のおもしろさを、最先端の研究成果とともに紹介しました。数々の興味深い話に、10校の生徒たちは熱心に聞き入っていました。

休憩をはさみ、高校生たちは吉田キャンパス各所に分かれ、自らが希望する「分科会 -学部探訪-」に参加しました。分科会では各学部・学科教員の協力を得て、学部・学科の概要説明や模擬授業を実施しました。聴講した高校生からは、「京都大学の魅力は、わからないことをわかるまでとことん教えてもらえることや、質問をとても積極的に受けつけてくれる点だと思いました」、「今まで大学で学ぶということに漠然としたイメージしかなかったが、具体的なイメージを持つことができた」、「将来ライバルとなる仲間の熱意を感じることができ、これから勉強はもちろん行事なども含めて、学校生活をより充実した有意義なものにするために頑張ろうという気持ちが刺激された」、といった感想が寄せられました。

全体会の様子

有賀副学長による基調講演