高等研究院(KUIAS=クイアス)は、「科学の世界を、語り合おう」と題して、広く一般市民に公開したシンポジウム「KYOTO Science Session 2018」を百周年時計台記念館百周年記念ホールにて開催しました。
シンポジウムは、森重文 高等研究院長・特別教授(代数幾何学)の開会挨拶、山極壽一 総長の挨拶に続き、第1部のフォーラムでは「京都大学高等研究院KUIASとは?」をテーマに、高等研究院から森院長、松沢哲郎 副院長・特別教授(霊長類学)、本庶佑 副院長・特別教授(分子免疫学)、北川進 iCeMS拠点長・特別教授(無機化学)、金出武雄 招聘特別教授(人工知能)、平岡裕章 高等研究院高等研究センター長・教授(応用数学)と、各分野で世界最先端の研究に取り組む研究者が登壇し、サイエンスナビゲーターと共に、映像やインタビューを交えてKUIASの意義や活動、最新の研究成果について紹介しました。
第2部のトークセッションは、「KUIASと語ろう! 科学」をテーマに、来場者からの質問に研究者が答え、自身の経験を踏まえて科学の面白さを語るとともに、来場の高校生に対して激励のメッセージを送りました。また、来場者にお配りしたアナライザーを使って、セッションの途中で皆さまの感想や回答をステージ上で紹介するなど、会場が一体になって共に科学を考え、語り合う機会となりました。
会場には約150名の高校生をはじめ、大学生、研究者、教育関係者、一般の皆さまと、約500名の方々にご参加いただきました。今回のシンポジウムへの参加を通して、将来をになう若い世代はもちろんのこと、それぞれの世代の方々が本学の研究環境や魅力に触れ、科学の世界に一層の関心を持っていただければと期待しています。