9月17日に南アフリカ共和国ケープタウン市内で開催された「学術交流ワークショップ」および18日にケープタウン大学(UCT)で開催された「日本留学フェア」(主催: 北海道大学日本留学海外拠点連携推進事業)に本学が参加しました。
日本からは、本学を含む9大学、また日本国大使館ケープタウン領事事務所、JICA事務所、JSPSナイロビ研究連絡センターから、総勢23名が参加しました。本学からは神谷俊郎 学術研究支援室URAが出席しました。
1日目の「学術交流ワークショップ」では、ケープタウンの主要4大学からの教職員等の参加者とあわせて約65人の参加のもと、意見交換や交流が行われました。個別面談用に設えられた本学のテーブルには、日本の大学との学術交流に関心があるという教員3氏が訪れ、研究協力に関する相談を受けました。
UCTに会場を移した2日目の「日本留学フェア」には、日本留学に高い関心を持つ大学・高校生など約140人(日本側現地参加者を含む)が参加しました。日本留学の魅力、奨学金制度、JETプログラムの説明のあと、各校のプログラム紹介セッションがあり、本学は、海外学生向けビデオ「Campus Life」を用いた説明を行いました。また別途設営された個別相談会会場の本学のブースには、数学、薬学、経営学、工学などを専攻する学生が約20名のUCTの学生が訪れ、留学に至るまでのプロセスや研究室選びの方法などについて質問されました。
UCTはアフリカ大陸でも屈指の研究大学であり、過去に3人のノーベル賞受賞者(医学・生理学、化学、文学)が輩出しています。また、世界で初めて心臓移植手術を成功させたC・バーナード医師や、最近ではLINUXのUbuntuディストリビューションの開発者として知られるM・シャトルワース氏もケープタウン大学出身です。UCTには南アフリカだけでなく広くアフリカ各国から優秀な学生や研究者が集っており、アフリカ大陸における学術的ハブとも言えます。今回の交流・留学事業への参加を通して、南アフリカだけでなくアフリカ各国と本学との関係のさらなる強化につながることが期待されています。