株式会社タダノとの包括連携共同研究契約締結に関する記者発表を行いました。(2018年3月7日)

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京都大学と株式会社タダノは、ICTを建設用クレーン、高所作業車などに全面的に活用することで、建設生産システム全体の安全・生産性向上に貢献する取り組みについて、平成30年3月1日付けで包括連携共同研究契約を締結し、4月1日より開始しました。

タダノの主要製品である建設用クレーンや高所作業車は、数ある建設機械の中でも高い機動性を備え、また高所からの視点が得られるなど、ユニークな特性があります。タダノの製品の特性と、京都大学の機械工学・社会工学・都市工学および情報科学等に関する最先端の学術的知見を組み合わせ、建設作業の安全と生産性を向上させるイノベーション創出について、相互に連携・協力していくことを目的として、包括連携共同研究契約を締結しました。

締結にあたり東京の丸の内ビルディング内で行われた記者発表では、京都大学から山極壽一 総長、阿曽沼慎司 理事(産官学連携担当)及び北村隆行 工学研究科長が出席し、株式会社タダノからは多田野宏一 代表取締役社長、奥山環 取締役執行役員専務及び多田野有司 執行役員が出席しました。

記者発表では、山極総長及び多田野社長の挨拶の後、多田野執行役員より本包括連携共同研究で実施する内容や目的等について説明があり、記者からの質問への対応において、クレーン等の自動化に向けた取り組みなどに関し、その社会的意義やプロセスなどについて説明がありました。

多田野社長と山極総長

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