化学研究所では、宇治キャンパス内共同研究棟大セミナー室を主会場として第117回研究発表会を開催しました。一般、関連研究機関、研究所内等より130名以上が参加しました。
はじめに研究成果発表を行い、森下弘樹 化学研究所助教、森山貴広 同准教授、川本純 同助教、田村武幸 同准教授、鈴木克明 同助教らがそれぞれ最新の研究成果を発表しました。
続いて「京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞」授与式を挙行し、京大化研奨励賞を岩本貴寛 化学研究所助教、竹内勝彦 同助教、Le Quang Phuong 京都大学外国人共同研究者の3名が、京大化研学生研究賞を菅原知紘さん(理学研究科博士課程2回生[有機元素化学研究領域])、藤森詩織さん(同博士課程2回生[同研究領域])、范唯佳さん(工学研究科博士過程2回生[高分子制御合成研究領域])の3名が受賞しました。引き続き行われた受賞講演では、受賞者6名のうち、京大化研奨励賞より岩本助教、竹内助教、京大化研学生研究賞より菅原さん、藤森さん、范さんが発表しました。
他にも、共同研究棟ライトコートでは64件のポスター発表が行われました。ポスター発表の後には、昨年度の「化研らしい融合的・開拓的研究」に採択された3件の研究課題である「機能性濃厚ポリマーブラシの伸張状態のpMAIRS法による定量的評価」(下赤卓史 化学研究所助教)、「外部磁場による鉄触媒反応制御」(岩本助教)、「The Evolutionary History of PIP5K Subfamily B Genes in Core Eudicots」(BLANC-MATHIEU、Romain 同助教)に関する成果報告がありました。
本研究発表会は、最先端の多彩な研究成果がわかりやすく発表され、活発な討論も行われ盛況のうちに終了しました。
終了後には生協会館にて懇親会を行い、化学研究所所属の教職員・大学院生ら多数が参加しました。