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京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。
今回は、メインテーマを「身近になった宇宙」として、2日間にわたり、合わせて4講義を行いました。1日目の11月4日(土曜日)は、田中貴浩 理学研究科教授から「極限の宇宙 ―観測と対峙する一般相対性理論の世界」、海老原祐輔 生存圏研究所准教授から「オーロラから宇宙を知る ―オーロラ研究の最新事情」、2日目の11月11日(土曜日)は、土井隆雄 宇宙総合学研究ユニット特定教授から「日本の有人宇宙活動」、山川宏 生存圏研究所教授から「ロケットと人工衛星計画の極意、そして、驚きの宇宙利用法」と題した講義がありました。2日間で1,092名の入場者があり、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。各講義で活発な質疑応答が行われ、「宇宙」への関心の高さがうかがえました。
参加者からは、「理論が次々に正しいことが確認されていく様子がすごい。これからの宇宙物理学の発展に期待します。」、「オーロラの話が興味深かった。オーロラに色の違いが出る仕組みは初めて知った。」、「国際宇宙ステーションの内部の様子が、DVDと説明でよくわかってよかった。」、「政府の宇宙への関与、今後のビジネス展開等、興味深い内容でした。」など多数の感想が寄せられました。