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京都大学が所在する吉田地域の産土神である吉田神社の末社「今宮社」では、毎年10月の第2日曜日に神幸祭を執り行い、神輿などの行列が町内を巡行して地域の安全と繁栄を祈願しています。
本学の構内にも巡行の行列を迎え入れています。例年、時計台記念館のクスノキ前で吉田今宮太鼓による太鼓が打ち鳴らされるなか、武者や稚児の行列、吉田剣鉾保存会による剣鉾数基が次々と練り歩き、行列の最後に雄壮な神輿が続きます。本学の学生も神輿の担ぎ手などとして参加しています。
今年は、川添信介 理事・副学長がクスノキ前で巡行の列をお迎えしました。秋晴れの空に力強く掲げられた剣鉾の金銀の飾りが映え、クスノキ前ではかけ声とともに一斉に御輿が担ぎ上げられ、本学の繁栄を祈願いただきました。地域に伝承されている祭りを通じて、大学と地域の交流を深めるひとときとなりました。