「情報学セミナー」を実施しました。(2017年8月31日~9月19日)

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情報学研究科では、ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業の一環としてサマースクール「情報学セミナー」を実施し、マレーシアのマラッカ工科大学から6名の学生を短期交流学生として受入れました。同大学は、本研究科が毎年アジア諸国の大学や研究機関に出向いて開催している「アジア情報学セミナー」で、2015年に訪問した大学であり、更に交流を深めるために招聘しました。

4日、5日に、本研究科の紹介と各専攻の研究室でラボツアーを実施し、留学生は情報学の幅広い分野の理解を深めました。 続いて、留学生らは7日、8日、11日、および12日の4日間、本研究科の数理工学専攻の3研究室(永持仁 同研究科教授、太田快人 同研究科教授、山下信雄 同研究科教授)において、研究インターンシップを行いました。研究インターンシップの期間中に、各研究室の在学生が留学生の補助を行い、異文化への理解を涵養すると共に、共同での研究活動を通して、単なる語学力ではない対話力、リーダーシップ、忍耐力などを学び、言葉も考え方も異なる人々と協働する経験を得ました。

また、留学生らは、13日~15日の3日間、本研究科等が主催するサマーデザインスクールに参加し、大学・行政・企業からの参加者とともに個別に割り当てられたテーマで、社会の実問題解決についてディスカッションをしました。そして、最終日の修了式では、研究インターンシップ、およびサマーデザインスクールでの成果をスライドにまとめて発表しました。

さらに、日本文化を理解するために社寺見学を行い、着物姿で茶道等も体験しました。また、帰国前の3日間は、一軒家を宿舎とし、日本家屋での日常生活を体験することにより、京都での留学生活を現実的なものとしてイメージできるようになりました。

今回、短期交流学生として受入れた6名の学生が、帰国後に本プログラムの中で修得した知識と技術を活かして更に発展的な学習に繋げ、また、本学での経験を所属大学で報告することにより、京都大学正規課程への留学を促す機会となりました。

開講式

お寿司に挑戦

茶道体験

サマーデザインスクールでのディスカッション

受入学生の成果発表

修了式

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