エネルギー理工学研究所では、エネルギー科学研究科、工学研究科と連携し、「アセアンエネルギー若手研究者短期インターンシッププログラム」を開催しました。これは、ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業により実施されたもので、各部局で海外から学生を受け入れインターンシップを行いました。
まず、エネルギー理工学研究所は、エネルギー生成部門量子放射エネルギー研究分野(大垣英明 教授・三浦孝一 研究員)にJASTIP事業の共同研究先である、キングモンクット工科大学トンブリ校から博士課程学生のSetkit Nattawutさん、Ruangdet Fugtuanさんを受け入れました。
また、エネルギー科学研究科は、エネルギー基礎科学専攻量子エネルギープロセス分野(佐川尚 教授)に、修士課程学生のSrisasiwimon NattidaさんとOranoot Sittipunsakdaさんが、エネルギー社会・環境科学専攻エネルギー社会工学分野(石原慶一 教授)では、キングモンクット工科大学ラカバン校から学部生のTitarat Thongpradithさんと修士課程学生のThanaphon Kansaardさんがそれぞれ、参加しました。
そして、工学研究科では、化学工学専攻分離工学研究室(佐野紀彰 准教授)に、チュラロンコーン大学から 修士課程学生のPurichaya KuptajitさんとKaranick Minakanishthaさんを受け入れ、「溶媒改質法による低品位炭やバイオマスの高効率利用」、「炭素あるいはストロンチウムを複合化した酸化チタンの作製」、「酸化チタンの光触媒性能評価」、「カーボンナノチューブ/ナノ粒子の生成と応用」を主テーマとし、研究指導を行いました。
6月27日には成果報告会を行い、全参加者が研修成果を発表しました。また、研修以外にも、食事や寺院の見学等、日本文化体験を通じて日本人の学生と交流を行いました。
これらの成果は、参加学生の今後の発展およびJASTIPの共同研究に大きく寄与することが期待されます。
関連リンク
ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業(平成29年度実施)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/international/other/course_01/course29.html