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エネルギー科学研究科では、人間の安全保障開発連携教育ユニットと共催でウィンターセミナー「人間の安全保障開発とエネルギー科学」を開催し、ASEAN諸国の学生25名が参加しました。
参加学生は、本学エネルギー科学研究科・エネルギー理工学研究所・人間の安全保障開発連携教育ユニットおよびカンボジア工科大学の教員による「人間の安全保障開発入門」「世界のエネルギー問題の現状」「エネルギー供給網」「エネルギー貯蔵」「核融合・核分裂エネルギー」「エネルギー効率」「二酸化炭素削減技術」「太陽光発電」「バイオマスエネルギー」「未来の自動車」の10の講義を受講しました。
また、フィールドトリップとして大阪ガス株式会社泉北事業所と京都大学原子炉実験所を訪問し、各種エネルギー技術の基礎と日本におけるそれらの利用状況、今後それらの利用を拡大するための社会的・経済的・技術的諸課題について学びました。
研修期間を通して、学生は五つのグループに分かれてディスカッションを行い、最終日には課題「架空の国における2030年のエネルギー需要の推定と供給システムの開発」についてグループ発表を行いました。また、セミナー期間中に京都市内にて日本文化を体験しました。
この研修は、国籍や分野を超えて「人間の安全保障」や「エネルギーと環境」について多様な視点から議論する機会となり、受講生にとって貴重な体験となりました。