「The 2nd Kyoto - Swiss Symposium 2016」を開催しました。(2016年10月31日、11月1日)

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チューリヒ大学と共同で、「The 2nd Kyoto - Swiss Symposium 2016」を2日間にわたり開催しました。本学とチューリヒ大学の研究者、スタッフ、学生、ほか関係者合わせて約150名が参加しました。

2013年11月にチューリヒにおいて開催された第1回目のシンポジウム以後、チューリヒ大学とは生命科学、植物学(環境学)、人類学(動物学)、等の分野において、本学の学内資金であるSPIRITSや科研費等の外部資金を獲得、活用し、密な共同研究が行われてきました。第2回シンポジウムは、これらの連携を持続させ、かつ今後新たな交流が期待されるいくつかのテーマに関して、研究者交流の機会を創出することを目指しました。その結果、今回は「高齢化」、「霊長類の形態と行動」、「植物・環境学」、「情報社会」、「美術史」、「再生医療」の6領域を対象とした分科会を実施することとなりました。

シンポジウム1日目の午前は開会式と基調講演を行いました。開会式では、山極壽一 総長、Christoph Hock チューリヒ大学副学長による開会の挨拶の後、Matthias Frey 駐日スイス大使館科学技術部長より挨拶がありました。続いて稲葉カヨ 理事・副学長より本学の紹介および本学とチューリヒ大学との協働状況に関して報告があり、Yasmine Inauen チューリヒ大学国際部長より、チューリヒ大学の紹介がありました。続いて行われた基調講演では、本学からは湊長博 理事・副学長が「A Breakthrough Human Cancer Therapy」と題し、がん研究に関する20年余にわたる発展について講演しました。続いてHock副学長より、「Antibody Therapy of Alzheimer's Disease」と題し、アルツハイマー疾患とその予防・対策に関しての最新の研究成果について講演がありました。

1日目午後から2日目午前にかけて、6領域に分かれて分科会を行いました。それぞれの分科会では両大学からの研究者が発表を行い、また研究ラボや博物館等の実地見学等を通して研究者間で知見を共有し、今後の共同研究や学術・学生交流に向けて活発な議論を繰り広げました。

2日目午後には、これらの分科会の内容および今後のさらなる協働にむけた展望が報告されました。新たな協働への期待という余韻を残しつつ、北野正雄 理事・副学長、Hock副学長による挨拶をもって、シンポジウムは閉会しました。

山極総長による開会挨拶

分科会の様子(「霊長類の形態と行動」セッション)

参加者集合写真

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