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京都大学防災研究所は、砂防会館別館シェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)にて、京都大学防災研究所公開講座(第27回)を開催しました。会場での受講者は143名、Ustream配信での視聴者は564名にのぼりました。
今回は本講座初の東京開催のため、テーマを首都圏で起こりうる災害に焦点を当て、さらに、4月に発生した熊本地震についての最新情報をも盛り込んだ内容としました。(1)2016年熊本地震について-前震・本震・余震・誘発地震-(飯尾能久 防災研究所教授)、(2)大規模噴火とは何か~桜島とインドネシアの火山の事例~(中道治久 同准教授)、(3)居安思危:今すぐ甚大な水関連災害の対策を!(田中茂信 同教授)、(4)大地震時の複合地盤災害の謎にせまる(井合進 同教授)、(5)巨大災害に備えるための海を使った緊急支援物流のあり方(小野憲司 同特定教授)、以上五つの講演の後、フロアからの質問を受けての総合討論を行いました。
全国から参加者が集まりやすい東京の地での開催は、本研究所の活動を広く知ってもらうという点でも大きな意義がありました。今後も、京都とともに他地域での活動についても引き続き企画していく所存です。
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