※ 関連リンクを追加しました。(2016年10月13日)
京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。
今回は、メインテーマを「宗教と平和」として3回講義を行いました。1回目の4月6日(水曜日)は熊谷誠慈 こころの未来研究センター特定准教授による「仏教は平和に寄与しうるか? -ブータンの事例を中心に」、2回目の4月13日(水曜日)は芦名定道 文学研究科教授による「「戦争と平和」の時代とキリスト教」、3回目の4月20日(水曜日)は東長靖 アジア・アフリカ地域研究研究科教授による「平和・愛・共存を求めるイスラームのもうひとつの顔」と題した講義がありました。3日間で1,197名の参加があり、講義後には活発な質疑応答が行われました。
参加者からは、「仏教やその平和的意義、ブータンの実例がよく理解できた。平和な世界を望む自分として、内的平和の実現を目指したいと思った。」、「キリスト教の正戦論等のお話で、合理的に見える不合理がわかって良かった。宗教に限らず、政治的利用は怖いと思った。」、「多様化する社会のためにも今後も「過激派ではないイスラーム」の姿を伝え続けてください。」などの感想が寄せられました。
関連リンク
京都大学オープンコースウェアにて講演映像を公開しています。
- 「戦争と平和」の時代とキリスト教(芦名定道 教授)
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/75836c