今冬初めての雪が降り積もる中、「SPEC採択発表会」を国際科学イノベーション棟西館5階シンポジウムホールにて開催しました。
挑戦する学生を応援する新たな学生支援制度SPEC(Student Projects for Enhancing Creativity)。京大生らしい自由かつユニークな発想で、既存の価値観を打ち破るプロジェクトに対し、寄附を募って支援を行うものです。この発表会では、26件の応募の中から採択された6件のプロジェクトについて、学生たちがプレゼンを行いました。 ストローで水を飲んで実演して見せる学生もいて、それぞれのプロジェクトについて、「ここがスゴイ」、「目指すは世界大会1位」と熱く語りました。
当日は、選考委員長を務めた川添信介 理事・副学長の挨拶に続き、来賓の義本博司 文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)から、「学生自身がワクワクしながらチャレンジし、それを社会に問うことで、大学と社会とを結びつけていくような、非常に興味深い取り組みだ」との挨拶をいただきました。
最後には 山極壽一 総長が、各プロジェクトに対して寸評を行い、「京大生の創造性に関するポテンシャルは高い。その創造性を発揮し、社会に発信する場をもっとつくりたいと考えている。これはその第一歩。今回の皆さんには、自らの発想を社会に普及、定着させる先例となっていただきたい。そして皆で「おもろい京大」にしてこう」と、エールを贈りました。
SPECでは、京都大学基金において寄附募集を行い、集まった寄附金から各プロジェクトの目標設定金額を支給します。寄附募集は、京都大学基金ホームページ内の「SPEC特設サイト」にて、クラウドファンディングの仕組みを活用して行っており、その方法について、徳賀芳弘 副学長より説明がありました。寄附募集期間は2016年3月15日まで。なお、同サイトでは、発表会でのプレゼン動画も公開しています。
採択学生のプロジェクト進捗状況については、京都大学基金ホームページで随時、リポートしていく予定です。京大生の挑戦を、より多くの皆様に支えていただきますようお願いします。
関連リンク
SPEC特設サイト http://www.kikin.kyoto-u.ac.jp/spec/