大学の世界展開力強化事業プロジェクト「「人間の安全保障」開発を目指した日アセアン双方向人材育成プログラムの構築」の一環として、マレーシアのクアラルンプールにあるマラヤ大学で、国際シンポジウム「Kuala Lumpur Symposium on the AUN-KU Student Mobility Program toward Human Security Development」を開催しました。
国際シンポジウムには、京都大学、マラヤ大学(UM)、ブラパ大学(タイ)、AUN事務局の代表者が参加し、UMの教員や学生も多数聴講しました。
1日目午前の全体セッションでは、Noorsaadah Abd Rahman UM副学長の挨拶、Nantana Gajaseni AUN事務局長の挨拶の後、縄田栄治 農学研究科教授が本事業の協働教育プログラムについて説明を行いました。続いて、基調講演(1)としてであるNasrudin Abd Rahim UM Power Energy Dedicated Advanced Centreセンター長が「Renewable Energy Research in Malaysia」と題する講演、基調講演(2)として森純一 国際交流推進機構長が「Nurturing Young Talent for the Next Fifty Years: More Collaboration in Research and Education between ASEAN and Japan」と題する講演を行いました。
1日目午後から2日目は、「エネルギーと環境」「食糧と水資源」「パブリックヘルス」の三つの分野のパラレルセッションを行いました。各セッションでUMと本学の参加者が学部・研究科紹介と研究発表を行い、パブリックヘルス・セッションでは、ダブルディグリープログラムに参加している本学学生1名とUM学生2名も研究発表を行いました。
2日間のシンポジウムを通して、ダブルディグリープログラムに参画する部局の教員間で研究内容について相互理解を深めるだけでなく、分野を跨ぐ新しい研究の可能性に関する議論が生まれ、また聴講した教員・学生にダブルディグリーに参加する魅力を伝えることができました。