ターゲット
公開日
宇治キャンパスで、「宇治キャンパス公開2015」を開催しました。毎年秋に行うこのイベントは、宇治キャンパスでどのような研究を行っているかを一般の方に広く知ってもらい、大学の研究活動への理解を得るとともに、科学の魅力について考えてもらうことを目的として開催しています。19回目となる今年は「宇治からひらく 科学のトビラ」をテーマに、科学に興味を持つきっかけになればと、多くの公開ラボ等を実施しました。
宇治おうばくプラザきはだホールで行われた特別講演会では、「電波がひらく生存圏のトビラ -宇宙太陽発電とワイヤレス給電-」(篠原真毅 生存圏研究所教授)、「はじめに光あり(光エネルギーの応用に向けた科学)」(松田一成 エネルギー理工学研究所教授)、「人口減少時代の新しい防災を考える-復興を科学する-」(牧紀男 防災研究所教授)と題して行いました。
また、23日にはプレイベントとして工学研究科の公開シンポジウム、24日には防災研究所、25日には化学研究所および生存圏研究所の公開講演会を行いました。
公開ラボでは、居住空間の地震時における状況を再現する「居住空間の災害を観る」や、レーザー光を操り瞬間的に一兆ワットものパワーが出る高強度レーザー装置の「高強度レーザーが作る虹色の世界」など、普段は見ることができない研究施設や実験室の公開などを行い、たくさんの最先端研究を紹介しました。
地域のイベントとして、どなたでも楽しめる工夫をこらしたプログラムに、毎年足を運ぶ方も増え、宇治キャンパスおよび宇治川オープンラボラトリー会場2日間であわせて3,900名を超える参加者が、秋の1日を楽しみました。