本学と海洋研究開発機構が連携協力協定を締結しました。(2015年10月15日)

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本学は海洋研究開発機構(JAMSTEC)と、我が国の学術研究と教育の発展、海洋科学技術の向上に新たな重要な役割を果たすことを目的とし、連携協力協定を締結しました。

協定締結式に先立ち、三菱重工業株式会社横浜製作所本牧工場で定期検査中である地球深部探査船「ちきゅう」船内で、平朝彦 JAMSTEC理事長と倉本真一 同地球深部探査センター長代理から概要説明があり、「ちきゅう」の大きな特徴であるデリックを望みながら、操舵室、ヘリコプターデッキ、海底から採取したコア試料を切断するコア・カッティング・エリアで解説がありました。

「ちきゅう」から本学東京オフィスに会場を移し、両機関の教員、研究者から推進事業テーマの研究発表があり、協定書への調印が行われ連携協力協定が締結されました。

締結後、山極壽一 総長が、就任時に「おもろいことをやりましょう。」と学内で言ってきたことに因んで、それぞれの研究者が「おもろい研究」として世界に発進すべく興味深い研究が融合することで、さらに新しい視点、新しい分野が拓かれていく期待や、大学が送りだすのは若い世代、次の未来を創る学生たちであり、連携協力によって大きな可能性を伸ばし、明るい豊かな未来を創ってもらいたいとの願いを強く込めた挨拶をしました。

本学とJAMSTECは協定締結によって、フィールドワークの特長を活かした極限環境生命圏探索、微生物資源の応用研究、地震発生帯研究、フロンティア材料工学、ネオ土木工学や海洋力学等の広範囲な研究分野において一層の協力を図り、共同プロジェクトの推進、人材交流、教育研究、人材育成等を促進することで、人類が直面する複雑化した地球規模で広がる諸課題を解き明かすため積極的な貢献を目指していきます。

岸壁から地球深部探査船「ちきゅう」を望む

航行を司る操舵室での解説

ヘリデッキでの現場説明

デリックを背景に記念撮影

調印後、協定書を携え握手を交わす平理事長と山極総長

両機関の役員と研究発表者との集合写真