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2015年のサマースクールは「21世紀の土木工学(Civil Engineering for the 21st century)」と題して、台湾、香港、タイ、シンガポールの大学から合計11名の学部参加者を迎えました。
参加者が土木工学のさまざまな分野について触れ、現在の京都大学での研究の取り組みを知る機会を与えることを目的とし、災害復興力ある社会創造のための土木分野の革新的なアプローチに重点を置きました。
プログラムでは、国際コース教員による講義や桂キャンパスの研究室訪問、実験、フィールドトリップを実施し、災害復興や土木工学の役割について活発な議論が行われました。日本文化体験もプログラムに取り組み、妙心寺での日本文化講話、庭園見学および座禅体験と英語落語の講演を実施し、いくつかの行事には、国際コースの学部生や大学院生も加わることで、参加者との交流を図りました。最終日には、工学研究科社会基盤工学専攻および都市社会工学専攻の修士課程学生が各自の研究についてプレゼンテーションを行い、本学への留学の参考となるよう情報提供と意見交換を行いました。
終了後のフィードバックでは、授業はもちろん、文化体験も含め教育的に質が高いと好評価を得て、参加者からは「次年度にサマースクールが再び開講される場合は、後輩たちにも是非参加を勧めたい」との感想が寄せられました。